大山 守備うまい
今季、本格的な覚醒を期待される大山。打撃の美点はいろいろあるだろうが、守備のうまさにも定評がある。グラブさばきがうまく、ほとんどジャックルしないし、スローイングも超安定。ショートを練習させようという首脳陣の気持ちも分かる。レフトも難なくこなせそうで、真弓のようにキャリアの後半は外野でということもあるかもしれない。
しかし、似合うのはサードかなと思う。掛布や八木といったスラッガーについつい重ね合わせてしまう。ランニングスローで刺した後、軽快にベンチに戻る大山をシーズン通して見るためには、やはり打撃の爆発が必要。昨年の開幕直後と9月の調子を出し続けるのは無理にしても、落ち込み期をなんとか乗り切る方法を1個でも身につけたい。そうすれば、ベストナインとゴールデングラブを両獲りできる数少ない選手になることは間違いない。
