日本シリーズをNPB最高のコンテンツにするには
巨人の2年連続4連敗で一気にセ・リーグのぬるま湯体質、セパの格差が取り沙汰されることとなった。
DH制がセパの違いを生む要因になっていることは間違いない。一方でメジャーではDH制のア・リーグとDHのないナ・リーグで実力格差は指摘されておらず、ワールドシリーズの近年のチャンピオンチームを見ても両リーグが均衡している状況だ。
リーグ格差よりも、チーム資金力の格差による戦力格差が問題で、ぜいたく税などによって戦力差を是正し、ゲームの面白みを損なわないように腐心している。そして、トレードが頻繁に行われて人材の入れ替わりが激しいことも影響しているだろう。
今のNPB、セ・リーグはリーグ戦で盛り上がるし、日本シリーズだけの問題という感じだし、なかなか改革へはつながらないか?
ファンとしては喜怒哀楽の詰まったリーグ戦が日本シリーズで興醒めさせられるのは、つらいところではある。
一気にDH制への移行でなくてもセ・リーグとしての取り組みに期待したいところ。
例えば、交流戦以外で30から40ゲーム程度、DH制を導入してはどうか?夏場のピッチャーの辛い時期がいいかな?なんかスペシャルマンス的なお祭りにして、実験的に導入してみて、今後のDH制全面移行についての検討材料とする。
それから、なんといっても規格外のプレーヤーの出現が必要なので、セ・リーグとして人材育成を図る仕組みを作る必要がある。
例えば、各球団から選手を選んでチームを結成し、米マイナーリーグでチームとして参画する。監督コーチも派遣。どこかマイナーチームと提携するというより、経営権を取得する方がいいかもしれない。
ラグビーのスーパーラグビーに参加したサンウルブズのような存在。
ハングリーな環境下で規格外のプレーヤーが生まれることで、リーグの活性化に繋げるのが目的。
新たな魅力をセ・リーグは創出させることに本気にならないとファンは毎年興醒めすることとなる。
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