巨人の優勝に思う、阪神の行く末。
現時点で巨人のチーム防御率が3.76に対して、阪神は3.54。打率は巨人が.258に対して阪神は.250。決して8ゲーム差を許す数字ではなく、戦い方次第では、上下入れ替わっていてもおかしくない。ただ、得点（本塁打）は巨人が647（177）、阪神が517（90）と圧倒的な差が生まれてしまう。
ここで、阪神は巨人に追いつくような得点力を求めるのか？打率はそこまで差はないから、長打を打てる攻撃を求めるのか？それとも、違うスタイルを目指すのか？
現実的に考えて、ホームランを倍増させることは無理だろう。40本バッターを二人持ってくることは無理だし、甲子園を狭くすることはできない。
注目すべきは阪神と中日の数字。ピッチャーの数字が阪神が良くて、バッターの数字が若干、中日がいい。本塁打の数はどっこいどっこい。盗塁は阪神が30以上多い。両チームのホームの球場はどちらもホームランが出にくい球場。ただ失策は阪神が100で中日は半分以下の44。
中日の阪神に対する優位ポイントは手が届く、現実的なレベル。阪神が中日くらい守備と打率をあげられれば。打率は1分4厘あげれば良い。後は守備。
阪神が目指すべきは中日のようにエラーをなくす守備力と今のストロングポイントの投手力を維持する方向。特に三遊間と外野の差が激しい。
守備のいいチームから人材やノウハウを取り入れる、新しい守備コーチ、練習方法、守備位置などデータの解析と運用、守備に対する評価、あらゆる取り組みを通じて、改善策に取り組んで欲しい。
