巨人戦の競り合いの中で
交流戦明けが残りゲームからして、後半戦かと思ったが、一般的にはオールスター明けらしい。交流戦明けの9連戦は4勝5敗。登り調子のDeNAと上位にいた広島、巨人相手だから、現状のチーム状態からすると、もしかしたら妥当な結果だったのかもしれない。なまじ、広島に3タテしただけに期待は膨らんだが。
巨人戦で1つでも勝てていれば、いや、得意の横浜で勝ち越せていれば、というのはもちろんある。
巨人戦での競り合いの中で思ったのは、巨人の選手起用の早さと大胆さ。その策がはまっていっただけに阪神は遅れを取った感じがした。ブレーク前の3連戦だからというのもあるだろうし、中盤以降のピッチャーを比べるとどうしても阪神には見劣りするため、どうせやられるなら使うだけ使ってみようという割り切りがブレなくあったように思う。
一方、阪神は選手の疲労やモチベーションも考えてギアを上げることしなかった。ジョンソンが復帰したばかりでジョンソン以外にもフル回転という雰囲気がそもそもなかったかな。
そんな中で1戦目か2戦目で勝っていれば俄然、流れは阪神に来たのだろうが・・。
巨人は中継ぎ以降が万全ではない分、選手起用が柔軟で、かといってモチベーションが下がるような起用方ではなかったと思う。このあたりさ原の監督歴の長さが成せる技なのか?
シーズン終わりにこの起用方の違いがどちらに吉と出るのか?